みんながハッピー。広告代理店の最高にうれしい瞬間
他の営業と広告代理営業の違いで言うと、やっぱり私たちの場合は、たくさんの数の媒体を覚えなきゃいけないってことですよね。媒体にも1つずつ特徴があるから、それぞれの魅力も伝えていかなきゃいけない。
そこで大切なのって、お客様目線なんですよ。自分の成績ばっかり考えちゃう人は、いちばん高い媒体の、いちばん高いプランを押しつけちゃうわけです(笑)。でも高いから効果あるかって言ったらわからないわけで、そういう人はそこを見落としているんです。クライアントさんを置き去りしている。
自分のことも、会社のことも、クライアントさんのことも、目先の利益にとらわれすぎちゃダメなんですね。長い目で見なきゃいけない。大事なのは、お店ごとの“描く目標”に向けて最適のご提案をして、かつ寄り添うということなんですよ。
具体的に言えば、さっきも言いましたけど、私たちはWebのノウハウという意味では他から一歩抜けてますから、そこを最大限に活かすということですね。お店の目的に合ったWeb戦略を考える。
もう1つ僕が心掛けていることで言えば、1か月、3か月という長期のスパンで、広告の反響を見ていきましょうということですね。すぐに結果が出ることばかりじゃないから。そうです、これが長い目で見るということですよね。お客様に「焦らないでください。私たちが伴走していますから」と伝えるのが大切になってくるんです。
寄り添えば、一緒に考えます。一緒に考えると、良い答えって生まれるものなんです。結果が出たときは最高にうれしいですよ。クライアント、私たち、媒体、広告を見る方、みんながハッピーになるわけですから。
ここで仕事をすれば、どこでも通用する力が身に付く
向いている人? ですか。向いている人……。僕自身向いているのかって言ったら、むずかしいですけどね(笑)。
誤解があるのかもしれないですけど、風俗店の広告を扱っているからって、ナイトワークをしていた人の方が向いているかっていうと、そういうものでもないんですよ。ゼッタイにあるべきなのは「ものの売り方」を覚えたいっていう気持ちですかね。僕が日々学んでいるのは、それですから。
たまたま扱っているメインの商品は広告ですけど、話し方、伝え方、何より「クライアントと一緒に考える」ということの根本を、教えてもらったように感じるんです。マナーも含めて、ここでならどこに行っても通用する力が身に付くと思います。
ノルマですか? ないです。そりゃ目標の数字はありますけど、それができないと減給とか、そういうものはありません。現時点の実力と、がんばれば届く長期の数字を与えられるので、これは逆に励みになっていますね。
それにここの営業って、新規のテレアポはないんですよ。申込受付なんかも事務がやってくれます。ほんとうに「ものを売ること」に集中できて、その醍醐味を味わえる環境です。
だから今の僕は、仕事自体を楽しんでいる感じですね。もちろん勤める以上、上の役職を目指す気持ちはありますけど、それよりも営業のスペシャリストになりたいんです。僕なんてまだまだ土台作りの段階。それぐらいの気持ちで働いています。